東京都日野市の27歳の女性が3月から、農業を続けることを条件に税金が優遇されている「生産緑地」を借りて農業を営むことになった。生産緑地を有効活用するために昨年9月に始まった新制度を使ったもので、女性は「日野市、東京都の農業を活性化できるよう精いっぱい取り組みたい」と意気込んでいる。 市が22日、都市農地貸借法に基づいて事業計画を認定したと発表した。この女性は川名桂(けい)さん。父の故郷の日野市で15歳から暮らす。東京大に入学し、最初は文系だったが、子どものころから関心があった農業への思いが膨らみ、3年生で農学部に進んだ。学生時代に途上国の農村地帯を回り、「こういう人間の本質的なことをやりたい」と決意した。
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