環境省は31日、下高井郡山ノ内町などの上信越高原国立公園志賀高原地域(2万4986ヘクタール)の保護を強化する公園計画の変更を決めた。動植物の採取などが制限され、開発に許可が必要となる「特別地域」を志賀高原地域全体の24%から85%に増やす。 特別地域のうち、特に優れた景観を保持し最も厳しい規制をかける「特別保護地区」は高原の南部のほかに、「魚野川源流部」(山ノ内町)を含む東部にも設け、711ヘクタールから2914ヘクタールに拡大。源流部にはイヌワシなど貴重な野生生物が生息している。新たな特別地域の一部は、冬季でのスノーモービルの乗り入れを規制し、動植物を保護する。