江戸時代の雄藩・加賀百万石の殿様であった前田侯爵の屋敷が、今も目黒区の一画に存在している。 京王井の頭線駒場東大前駅から徒歩10分弱の閑静な住宅街にある都立駒場公園。かつてはこの公園の敷地全体が、明治維新後に華族・侯爵となった前田家の邸宅地だった。江戸期に前田家の上屋敷は現在の東京大学本郷キャンパス一帯にあり、三四郎池などはその庭園の遺構。現在、東京大学の象徴ともされる赤門は、外様である前田家が、徳川11代将軍家斉の娘・溶姫(ようひめ)を正室に迎える際に建立されたものだ。
情報源: 駒場公園に建つ90年前の「華族の邸宅」を探訪 | 360°カメラで巡る東京23区の名建築 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準